2018年4月13日金曜日

MLM企業の口コミから見る移り変わり

MLM企業が日本に登場したのは1960年代後半になります。もともとは、アメリカで流行っていたMLM企業が日本に上陸することで、多くの人たちが参加する予定でした。ですが、ごく一部の人を除けばまだそれほど積極的に参加しようと考えている人はおらず、それほど人気がなかったのが特徴です。ですが、1970年代に入ってきたMLM企業は、アメリカでもかなり大きな企業でしかも日本に上陸するときにこの企業のビジネスに参加すれば成功できるといった触れ込みがあったため、かなりたくさんの人が参加しました。
結果的に、現在でも日本で一番大きな企業といっても過言ではありません。ただ、大きな企業ゆえに様々なトラブルが発生したのはいうまでもありません。もともと、ネットワークビジネスが商品やサービスを口コミで広めていき、それを気にいった人が加入していくシステムになっています。ところが、マネーゲームになってしまったネットワークビジネスは、とにかく参加者を増やせば良いとする考え方の人が増えてきてしまい、結果的に無理な口コミや勧誘などが増えていきました。
一時は社会問題にもなっていましたが、最近ではそのような問題点は少なくなっています。それは、無理矢理口コミの勧誘をすることでその会社が業務停止処分になってしまうことと、全体的なモラルが高くなり雰囲気が変わってきたことが理由になります。さらに最近は、インターネットを利用してダウンを獲得するようなやり方をしているところがあります。これにより、無理な口コミや勧誘をせずにダウンを獲得することができ、組織を大きくすることが可能になるわけです。ただこの方法にも欠点があり、もともと顔を合わせたことがない人を誘うことになるため、すぐにやめてしまう可能性が高いことです。
このように、時代によってMLM企業のあり方は大きく変わってきており、大きく進歩しているとともに、また新たな課題が出てきている状況にあります。